ぶどう

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きょうはぶどうのアクリル画をかきました。

巨峰やマスカット、ナイアガラぶどうなど、どれも美味しいですね。

中学生の頃は、美術部に入っていました。

最初に取りかかったのは、アクリル画でした。

部が用意してくれたのは、キャンバスではなく、ジェッソで白く下塗りした木のパネルてした。

机に深緑のビロード布を敷いて、ウイスキーの瓶(ナポレオン)とぶどう、りんごを配置したモチーフをかきました。

果物はビニール製の模型でした。

アクリル絵の具のメーカーはホルベインアクリラでした。

美術の授業で使う絵の具以外の変わった色もいくつか使わせてもらいました。

フーカスグリーンという深みのある緑色をよく使った記憶があります。

パネルは畳の半分くらいのサイズでしたが、完成まで数ヶ月かかってしまいました。

それは、秋に生徒作品として町内の文化祭に出品することになりました。

顧問の先生は、道具の特徴や使い方を教えてくださったのですが、ほとんど指図はしない方でした。

どんな拙い練習や創作に対しても、「いいよ〜」と肯定の言葉が多かったですが、基本的には自主性に任せる感じでした。

2年生からは、美術の先生が転勤になり、 専任の先生が不在となりました。

顧問の先生も、図工(男子が家庭科の代わりに受ける木工や電子工作)の先生が受持つことになり、美術指導にはノータッチになりました。

その後は、文化祭への出品はおろか、学校の行事で使う看板の制作依頼も来なくなりました。

まるで消化試合のような、完全に放任状態の部活動になってしまったのですが、わたしは思いのままにモチーフを決めて細々と続けていました。

あのときモチーフにしていたのは、至近距離で見つめたら、おもちゃよりも安っぽく見えるようなぶどうの模型でした、

それでも、当時のわたしは、果物専門店の高級フルーツを目を皿にして見つめながら、筆を走らせていました。

あのときの熱意を取り戻したいものです。

(紙にアクリル絵の具)

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